テレビシリーズから「何でこんなにOLの実情がわかるの?????」とバカリズムの脚本にただただ感心と同調しかなかった「架空OL日記」

それが今度は映画になって帰ってきました。

 


この「架空OL日記」は、バカリズムが銀行に勤めるOLになり切って綴ったブログを何と本人主演で映像化したもの。

ドラマでは、同じく銀行に働く同僚たちとのあまりにリアリティある会話と、主人公の私を演じるバカリズムがどこからどうみてもOLにしか見えなくなる不思議が大好きでした。

正直、銀行に働くOLの日常を描くもので全体的にゆるい空気に終始するので、「映画にしてまで観るものなのかな」と思っていました。

ただ・・・観に行って良かった!!!!

今回も「なぜそんなにOLに詳しいのー!」と叫びたくなるような、クスリと笑える会話が満載で(銀行員でなくてもわかる会社員あるあるの嵐)、でもそんな中にもテレビ版にはなかった登場人物との絡みだとか、ストーリーにもちゃんと山場があって、笑ったし、ジーンとしたし、ほっこりした。

ムカつく上司の渾名の付け方も最高。そのセンスたるや、自分も「上司の渾名付け選手権」にエントリーしたくなるほどウズウズしてくるのです。

中でも頼れる私(バカリズム)の先輩、小峰様(臼田あさ美)が本当に好き!そう言えば、昨日レビューした映画にも出ていたなぁ、臼田あさ美さん。スタイル良くて顔が小さくてビューティフォー!
小峰様ダンス、今回も見られます!あれ大好き♬

他の同僚たち、私(バカリズム)の親友マキちゃん(夏帆)は相変わらずストイックだし、先輩の酒井さん(山田真歩)はきっちりしてて頑固だし、サエちゃん(佐藤玲)は天然だし。

なんか「ああ、このメンバーだ。いつものメンバーだ」とワクワクしてきてしまう。
こんなドラマ、なかなかないなぁと思う。

またドラマでも映画でもいいから帰ってきて欲しいな・・・あのゆるーくて、わかるわかる!な会話を永遠に繰り広げて欲しい。

日常って本当に退屈で、繰り返しで、時にはウンザリしてしまうけど、愚痴もいいじゃないか、ダラダラしてもいいじゃないか、頑張ってるよ、いいよ、自分!
そんなふうに思えてきます。

バカリズムのフリップネタ見ているような展開なのですが、さすが脚本家としても実績を積んだだけあって、切れ切れの繋がりだけなようで、ちゃんと感動もさせてくれる。
いい物語でした。

今回初お目見え、厳しい顔を覗かせる女上司である小野寺課長の坂井真紀さん、めちゃくちゃいい味出てましたー。あの印鑑ケース、私はいいと思う!!・・・要らないけど。


いつも読んでいただきありがとうございます!!==========

【お知らせ】
こちらも同僚が寄り集まってのランチタイム。婚活を決意した、バツイチ40の茜さんが奮闘します。
くすりと笑ってちょっと考えちゃう物語になりました。
婚活って、螺旋階段みたい。同じところぐるぐる回っているようで、上がってる?下がってる?

 
 
 
結局、恋って何なんでしょうね?マジメに考えました。