「007」の最新作が上映延期になり、しばらくダニエル・クレイグに会えない・・・とガッカリしていたところに、wowowでの今作の上映。
出演者に名前を見つけたところで即録画。

 

内容は全く知りませんでした。

91年にLAで実際に起こった事件をベースにしている物語で、事情があって親と暮らせない子供たちを実の子のように育てている貧しいミリー(ハル・ベリー)と、隣人でちょっと変わり者のオビー(ダニエル・クレイグ)との交流を描いています。

実際に起こった事件というのは、差別問題が根強く絡む「ロドニー・キング事件」と「ラターシャ・ハーリンズ射殺事件」。
いずれも黒人が被害者となった事件で、加害者である白人警官と韓国系の女性経営者が無罪に近いような軽い罪で終わったことにより、暴徒化した市民たちが白人と韓国系の店を狙って放火や略奪を起こした。

ほっとするような隣人との交流や、ミリーが血の繋がらない、人種もバラバラな子供たちを次々と引き取って愛情を注ぐ姿など、心温まるようなエピソードの合間に、裁判が進むにつれて不満を抱え込み怒りが溜まっていく市民の様子が映し出され、緊張と緩和が交互にくることでリアリティがもたらされています。

ただ、ミリーのやっていることは素晴らしいと思うと同時に、無責任に見えるところがあるのが気にな離ました。そしてわあわあと喚く姿などをみると、ちょっと辛い。
そして、ミリーが息子のように育てるジェシーがほのかに恋心を寄せるニコールも、反抗心剥き出しで教師にたてついたり、絡まれたガラの悪そうな酔っ払い相手に強気に返して見せたり、何だか見ていてキリキリしてきました。
青春と言えばそうなのかもしれないし、鬱屈した思いを抱える青年たちということでは正解なのかもしれないけれど、見ていてイライラしてきてしまった。

きっと合わなかったのだと思う。
人種差別問題は自分のこととして考えたことがないし、想像力も乏しくて理解するのが難しい。

ダニエル演じるオビーはミリーと共に、暴動に手を焼く警察官からひょんなことで逮捕されるのだけれど、今は忙しいと手錠で外灯に縛りつけられてしまう。そこからの脱出劇はかなりアナログだけど、面白かった。
(結局よじ登って、外灯の先っちょまで到達し、手錠をかけられた腕を抜くという!)
 
映画も最新作は次々と上映延期のお知らせが届いています。
今は仕方がないのだろうけれど、こんな時には録画したまま放ってある映画をどんどん消化するいいチャンス!
いい作品に出会えることを期待して・・・