オンデマンド配信で毎週楽しんでいます「コタキ兄弟と四苦八苦」。
第10話のテーマは「老苦」・・・老いる苦しみです。
先週の怒涛の畳み掛けのラストから続く今回、不器用でその場しのぎの嘘しかつけない二路(滝藤賢一)は、さっちゃん(芳根京子)が実は母違いの妹であることを知らされて動揺を隠せない。
そんな二路に兄一路(古舘寛治)は「オヤジに会いに行くか」と誘う。
この一路に5年前、父親の消息を知らせに来たのはさっちゃんの母親(手塚理美)だった。身元不明の浮浪者として発見された零士の居場所を渡し、娘がいることを語っていった女性。一路はそれからたびたび零士の元を訪れ、程なく無職になったのを機に妹であるさっちゃんをこっそり見守ることになったのだ。
コタキ兄弟の母親は、女癖が悪くてチャランポランな父親の一番の被害者だった。死際、二路が顔を見せに来なくなった理由、そして一路が抱えていた父親への複雑な心境、家族への思い、そんなものが一路がふとした瞬間に陥ることになった「自由と孤独」と相まって、現在の父親の姿に重なっていきます。
落ちぶれて、それでもなお昔と変わらない一面を持つ父親の横顔。記憶が曖昧になり、息子すらも判別できない疲れ切ったその姿を、一路と二路はそれぞれの思いで受け止めます。
自由とは縛られない一方、それゆえの孤独がある。幸せと不幸せが表裏一体であると分かりながら、人は我慢と欲望を秤にかけながら生き抜こうとし、そこからこぼれてしまう人のことを気に掛ける余裕もない。
そんな中、レンタル兄弟として人の役に立つことを選び、切り捨てることよりも見て見ぬ振りよりも、あえて面倒を抱え込む選択をしていく2人。
二路の家族との関わりは、父親へではなくて妻に向けられるもの。大切な言葉が何なのか、それを向ける人がいるということが、束縛の上に成り立っている関係なのかなと思いました。
どちらを選んでも幸せかどうかは本人次第。
1つ気になるのが、零士はさっちゃんの名前を五月と命名した。それは、「自分が零士で0だから、俺から生まれた子供には数字をつけていく」と発言したとのこと。
深読みしなくてもいいのだけれど、一路、二路ときて、五月。3と4は?
まさか、ムラタが三四郎って名前とかじゃないですよね?まさか!!
第10話のテーマは「老苦」・・・老いる苦しみです。
先週の怒涛の畳み掛けのラストから続く今回、不器用でその場しのぎの嘘しかつけない二路(滝藤賢一)は、さっちゃん(芳根京子)が実は母違いの妹であることを知らされて動揺を隠せない。
そんな二路に兄一路(古舘寛治)は「オヤジに会いに行くか」と誘う。
この一路に5年前、父親の消息を知らせに来たのはさっちゃんの母親(手塚理美)だった。身元不明の浮浪者として発見された零士の居場所を渡し、娘がいることを語っていった女性。一路はそれからたびたび零士の元を訪れ、程なく無職になったのを機に妹であるさっちゃんをこっそり見守ることになったのだ。
コタキ兄弟の母親は、女癖が悪くてチャランポランな父親の一番の被害者だった。死際、二路が顔を見せに来なくなった理由、そして一路が抱えていた父親への複雑な心境、家族への思い、そんなものが一路がふとした瞬間に陥ることになった「自由と孤独」と相まって、現在の父親の姿に重なっていきます。
落ちぶれて、それでもなお昔と変わらない一面を持つ父親の横顔。記憶が曖昧になり、息子すらも判別できない疲れ切ったその姿を、一路と二路はそれぞれの思いで受け止めます。
自由とは縛られない一方、それゆえの孤独がある。幸せと不幸せが表裏一体であると分かりながら、人は我慢と欲望を秤にかけながら生き抜こうとし、そこからこぼれてしまう人のことを気に掛ける余裕もない。
そんな中、レンタル兄弟として人の役に立つことを選び、切り捨てることよりも見て見ぬ振りよりも、あえて面倒を抱え込む選択をしていく2人。
二路の家族との関わりは、父親へではなくて妻に向けられるもの。大切な言葉が何なのか、それを向ける人がいるということが、束縛の上に成り立っている関係なのかなと思いました。
どちらを選んでも幸せかどうかは本人次第。
1つ気になるのが、零士はさっちゃんの名前を五月と命名した。それは、「自分が零士で0だから、俺から生まれた子供には数字をつけていく」と発言したとのこと。
深読みしなくてもいいのだけれど、一路、二路ときて、五月。3と4は?
まさか、ムラタが三四郎って名前とかじゃないですよね?まさか!!