今回のドラマでとても楽しみにしているのが、ご存知の定番「相棒」と「知らなくていいコト」です。

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正直、そんなに期待してなくて(失礼!)、1回目はチェックしてみるかな・・・程度で見たのですが、思いの外面白くていつも録画視聴では一番に再生ボタン押しています。

第4話は、林修先生を彷彿とさせる人気予備校講師の試験問題漏洩事件がテーマでした。
その教師の「ジーザス!」という合言葉、あんなの今時の若者がするかー?と思ったけれど、確かに「今でしょ!」も流行ったよなぁと遠い目・・・

そしてそしてその教師の取材を巡って、ケイト(吉高由里子)と元恋人(別れたことを周りはまだ知らない)春樹との何とも乾いたやりとり!!
でも妙にリアリティあるのだよなぁ、これが。

さらに前の恋人、ケイトの心変わりで破綻し、今となっては妻子持ちになったカメラマンの尾高(柄本佑)への未練をケイトがとっぷり呟いたり、これまでの「働く強い女」とはちょっと違う弱い部分も見せることに、共感する女性多いのじゃないのかなぁ。

男との関係が拗れても仕事は次々と押し寄せてきて、それが気を紛れさせてくれるし、逆に絶好調になってしまうあの皮肉さ。

大石静さん、流石のストーリー展開!しびれます。


少し話題になっていたけれど、前回、尾高とケイトがくっついた経緯のようなものを描いたシーン。

3日間張り込んで、熱愛をスクープした帰り道。
尾高がけだるい声で「朝飯でも食ってくか」と呟く隣、ご飯はいらないけどキスしたい自分に困っている、とつい本音を漏らすケイト。次の瞬間、キスをする2人。

うおおおおお。

こういう始まり、いいなぁ。仕事でパートナーを組む2人が、その線をひょいと超えてくる感じ。

ケイトは父親のことで尾高に何度か会うことになるのだけれど、今は昔。2人きりになったとしても、ちゃんと一線を引いているところが、ゆらゆらと揺れる女心。始まりと終わってから、その境界は雲泥の差。超えられない一線の手前で踏ん張るケイトが、また好きになる。

スクープばかりを載せる雑誌社への批判の声は今でもたくさんあるだろうし、マスコミの取材で嫌な思いをしてしまった人々は数多くいると思う。
それらを弁護するような描き方になっているところはフィクションとして流すとして、ケイトの仕事への情熱は伝わってくるし、迷いのない信念はこれから彼女の父親の謎を解き明かすときにきっと味方になってくれると推測する。

最後は父親のこと、全てわかるのだろうか。