映画「嘘八百」。中井貴一と佐々木蔵之介主演と聞いていましたが、予想通りの展開でよく出来ている映画。どうやら続編が決定し、2020年公開なのだとか。そんなに話題になったのか?!続編のヒロインには、広末涼子が決まっているらしいですよー。



めぼしそうな蔵を探して歩き、これぞという骨董品を買い叩いて転売するインチキまがいの古物商小池(中井貴一)は、ある家で千利休の幻の茶器を見つけて小躍りする。
大したものはないと嘘をつき他のガラクタと寄せ集めてどんとお買い上げ、ところが後々冷静に見てみると茶器だけが贋作だった。 
実は蔵の家主になりすまして贋作を売りつけたのは、売れない陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)。偽物をつかまされて20年、がた落ちの信用とともにどん底になった小池は自分の目だけを信じて生きてきた。その目を一瞬でも騙した佐輔の陶芸の腕を見込んで、千利休の幻の茶器で逆転ホームランを狙う小池。ターゲットは自分を貶めた桶渡開花堂の社長と重鎮鑑定士(近藤正臣)。実は佐輔の陶芸家としての成功を阻んだのもこの2人だった。


実力派2人のコメディ。そこから想像する展開を大きくずれはしないものの、悪者2人を出し抜いてやろうと落ちぶれた中年男性2人が奮闘する青春ものでもあります。

どんでん返し的なことではなくて、反発→団結→成功という展開を綺麗に決めてくれます。

最後に小池の娘いまり(森川葵)がらみのバタバタはあるのだけれど、この部分そんなに要らないかなと思ったほど。まぁ家族に貢献してこなかった父親2人の清々しいラスト、と言えばそう言えなくもない。
本当はお金なんかどうでもよくて、自分の目、才能を信じ続けたいだけ。そんな風に思えてきます。

千利休を愛してやまない博物館の学芸員役でドランクドラゴンの塚っちゃんがいい味出してます。続編も出てくるのかなー。

嘘八百
中井貴一
2018-06-27



嘘八百 [DVD]
中井貴一
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
2018-07-11


陶芸とか、古物とか正直よくわからないけど、自分の目利きだけで勝負する世界ってすごいんだろうなー。