映画「ほとりの朔子」を観ました。

大学受験にことごとく失敗した朔子(二階堂ふみ)は両親の元を離れ、仕事のために伯母(渡辺真起子)の家にやってきたもう1人の叔母海希江(鶴田真由)にくっついて一夏を過ごす。
海希江たちの古い知り合いである兎吉(古舘寛治)、その娘の辰子、そのおいで福島から移住してきた不登校の孝史(太賀)、海希江の知り合いである西田らと知り合ううち、自立した仕事に就き充実した日々を過ごす海希江に触発され、朔子は徐々に自分の居場所を見つけて行く。


 


ここに出てくる大人たちは、決して人生の手本となるような立派な大人ばかりではないのです。
朔子が素敵な女性だと思う叔母の海希江も、人には言えない部分を持て余しながら、それでも前を向いて歩いている。
どうしようもない日常を生きながらうまくいかない事情を時には手放したくなったり、独り占めにしたくなったり、様々に揺れ動く大人たちの中、まだわからない部分が多い自分に苛立ちを覚える若い2人朔子と孝史が初々しくて良かった。

恋の予感はあるものの鈍感に不器用に立ち止まる2人が、それでも何となく前に進もうとする小さな火種をじんわりゆっくりと胸の中に宿す。

恋をするということは、やっぱりどんな場面でも見苦しくて刺激的で格好悪い。でもすごく輝いている。

日常の中にそっと、「何か」を置いていてくれる、そんな作品でした。
一夏の物語ですので、今の時期に見るのにオススメ。
この夏にやり残したこと、ありませんか。


ほとりの朔子 [DVD]
二階堂ふみ
キングレコード
2015-02-03


二階堂ふみちゃんが可愛い!衣装もキュート!