もう終わっちゃったの〜?と思うのですが、もうちらほらと最終回が出てきますね。6月ですもの。

さて、 剛力彩芽と渡部篤郎で現在の日本では認められていない、司法取引をテーマに未解決事件に挑む、捜査一課を干された女刑事と、検察をある理由で辞めた弁護士との絆を描いた本作。

コレ、なかなか好きなドラマでした。
刑事モノと言ってしまえばそれまでですが、司法取引というテーマがあるのと同時に、剛力演じる女刑事はとにかく人を疑うことの出来ない正義の女、渡部演じる人を疑うことが仕事のような軽いノリの得体の知れない男との対比が見事で、最初は人を疑ってかかる弁護士が優勢で事件は解決していくのですが、時として正義が勝ってしまう瞬間がある。
剛力ちゃんがこのナチュラルに人を信じられる、清廉な刑事の役が必死さも手伝ってすごく良くて、渡部篤郎もクールで正解を導けるキレ者なのだけれどお茶目な面もあり、時として自分の中にある正義が引きずられてしまう瞬間がある揺れみたいなものが滲み出ていてすごく良かったな〜。

ここで間違っていなければ、ここで解決していれば・・・そんな瞬間がいくつもあって、掛け違いによって未解決に葬られようとする事件を、掛け違ったところまで丁寧に戻ってほどいていく。
捜査一課も嫉妬するような抜群の組合せで、事件を掘り起こしていく2人だけの匿名交渉課。最後は、巨悪をあぶり出すことに成功し、それぞれの道に戻って行く。

正直、深夜だったこともあって視聴率はさほどでもなかったかもしれませんが、密かに深夜でのシーズン2期待してます・・・。 

余談ですが、剛力ちゃんの、スーツの下に着ていたスポーツウェアみたいなのがいつも気になっていた・・・ 案外クールで恰好いい。