映画好き!ドラマ大好き!とにかく観なきゃ始まらない!

映画好き!ドラマ大好き!!LULUが、興行収入・視聴率に関係なく映画・ドラマを好き勝手にレビューします。愛溢れるエッセイをどうぞお楽しみください!

2019年04月

余白が愛を加速させる、映画「君の名前で僕を呼んで」

映画「君の名前で僕を呼んで」を観ました。

 

北イタリアの避暑地。教授である父の元に助手として手伝いに来た大学院生オリヴァーを、最初は格好つけていると反発していたエリオだったが、日々を過ごすうちに彼の魅力に取り憑かれていく。
そしてオリヴァーもまた、エリオに恋心を抱くのだった。

エリオは普通の高校生、避暑地で開放的になり知り合った女性とひとときの恋を楽しんでいる。ところが、精悍なオリヴァーと出会い過ごす時間が増えていくにつれ、自分でも知らなかった部分が目覚めていくのを感じていく。
純粋ゆえに、一度開いた気持ちを止めることができないエリオ。それは、恋する時間というのはその人と会っている時よりもむしろ、合わないときにどんどん膨れ上がっていくものだということを思い出させてくれます。
エリオは苦しみながらも、オリヴァーに対する気持ちを受け入れ戸惑いながらも欲望に従っていく。

そして夏が終わり、彼らの恋も終わりを告げることになるのだが・・・

別れを経験し、傷心ながらも立ち直っていくだろうエリオの姿は夏が終わり冬になってからまた描かれます。 そこには成長したエリオの姿があり、またオリヴァーもある決意を秘めていた。

2人が触れ合い、心を通わせているシーンよりもむしろ余白の部分に愛情が漏れ出ている、そんな映画でした。
それにしてもエリオの両親がとても物分かりがいい2人で、洋画とはいえ少しだけ違和感はありました。それゆえのエリオのあのキャラクターが育ったのかもしれませんけれど・・・。
 

今期のドラマ!!!2019年春

春というにはまだまだという寒い日が時々ありますねぇ。
ドラマは春爛漫?!今期のドラマ、皆様は何を観てますか?

何を隠そう、オンデマンドで最新話放送までは見逃し配信されている「きのう何食べた?」を一番ちゃんと観ている気がする。これ見ると、家族とか恋人とか大切な存在に自分はちゃんと向き合えてるかなと考えさせられる。
最初ちょっと苦手意識あったけど(実写の生々しさ!)もう慣れました。

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そして、安定のキントリは今回も面白い。つかっちゃんにもう少し頑張って欲しいけど(時々コントみたいに見える演技!)周りが安定の配役なので、気にならないかなー。
後が無いという噂のキントリ、どうなるのか。
天海祐希は刑事役が似合いますねー。

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後、前作のイメージが強すぎ!と話題の「ストロベリーナイトサーガ」ですが、私はこれはこれでありだなーと。二階堂ふみちゃん、さすが堂々とした演技でちゃんと姫川しています。
敵(ガンテツと日下)とやりあう姿も、己れの勘を頼りに突き進むところも結構いいです。ただし、小出恵介さんが演じていた葉山くん役はちょっと・・・玲子ちゃーんとまとわりつくストーカーのような刑事井岡は安定の演技力もはや芸人臭のしない今野浩喜が奮闘してます。
今後もうちょっと亀梨くんに色気が出てくるといいなー。

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ボソボソ山Pの天才役がなかなかはまり役の「インハンド」。菜々緒の意識高い系官僚もいい感じ。この人って器用なんだなー、結構いろんな役こなしてますよね。こういう高飛車がもっともハマってはいるけど。あの美貌でスタイル、自信満々って言われても「そりゃそうだろう」としか思えない。

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月9は・・・抜群の知識と能力で放射線技師という仕事に没頭する窪田正孝くんだけど・・・あの恋焦がれる本田翼ちゃんにまとわりつくところでいきなりコメディタッチになり、またシリアスに戻る・・・そのスイッチが何かしっくりこない。あのくだり必要か?と毎回思ってしまう(苦笑)
ストーリーの流れもご都合主義に見えてしまって気になるし・・・月9、頑張って欲しいけどなー。


そう言えば、一応録画したけど見ようかどうしようかと思いながらも第二話まで一気に見てしまった「わたし、定時で帰ります」
もっとハケンの品格みたいな我が道行きまくりのお仕事ドラマかと思いきや、ちゃんと普通に会社員してる吉高由里子ちゃん、共感する人多いんじゃないかなー。
元彼の向井理も、今彼の中丸くんもいい感じ。ツンケンしてそうで実は人間味あふれる女だったシシドカフカもいい味出てます。

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ユースケサンタマリア(離婚していたらしい!)が今後どうブラックなところを出してくるのかが鍵、なのかなー。吉高ちゃんにはずっと定時上がり、ハッピーアワーで生ビールして欲しい!

そういえば、「結婚できない男」(わがまま独身男阿部寛の出世作?!)がカムバックするそうですね。
ドラマの世界もネタ切れなのか?無難に好評だったものを復活させる動き、今後も続くのかなー。 

わかりやすい告白そして和解、映画「プール」

映画「プール」を観ました。



プールに遊びに来ていた姉、そこに訪れる訳ありの妹。
週末、片付けを急ぐ管理人は姉妹がプールに潜っているのに気づかず、自動カバーを作動させ帰ってしまう。
休日は稼働しないプールに水着のまま取り残された姉妹。必死で助けを呼び、何とかカバーを割ろうとする2人だったが、なすすべもなくやがてお互いを非難し始める。
水に浸かったまま命の危険に晒されてしまう2人は、果たして脱出することができるのか。


途中、清掃員と思しき女がプールに戻ってくるのだけれど、己の不遇な運命にやけになっている女は姉妹を翻弄し、嫌がらせを繰り返す。
妹はキレて女を攻撃しようとし、姉はたしなめ何とか情にすがろうと接する。姉妹の対照的な態度には、訳があって、妹は過去にトラウマを抱える問題児、姉はそんな妹を敬遠しながらも助けたいと思っている。

姉妹のわだかまりが露呈され、一時は離れてしまう2人だけれど、助け合わなければ脱出できない状況に徐々に心の壁を溶かしていく。
わかりやすく、2人きりで取り残された恐怖にお互いがお互いを罵り合い、心をさらけ出した後で本当の気持ちを打ち明けあう、そして最後には力を合わせる、という図式で描かれ、特に鑑賞後に何か残るかと言ったらそうでもないけれど、諦める、叱咤するが交互に訪れる姉妹という関係性に興味深いものを感じました。

家族だからこそ、一度そこに溝ができてしまうとなかなか埋めるのが難しい。友達でも恋人でもない、縁の切れない間柄だからこその心情が水に浮かんでは沈んでいく、というサスペンスでした。

イケメン祭り、映画「曇天に笑う」

映画「曇天に笑う」を観ました。

個人的に言うと、主題歌を歌うサカナクションのPVの印象が強いこの作品。漫画原作らしい、アクションエンテーテイメントです。



これよりも、会見の時にみんなで踊った際の中山優馬くんの踊りがさすがジャニーズって感じでいい風に力の抜けた素晴らしいダンスで、なぜここに入っていないのか・・・と思っちゃうほどです。




時は明治初期。曇天が続いている町では300年ぶりに災いをもたらすオロチが復活するのではないかと不安が広がっていた。
町を守る曇家(くもうけ)の長男天火(福士蒼汰)は、弟の空丸と宙太郎とともにその職務を全うしようとするが、オロチ復活を利用し政府転覆を目指す風魔一族、オロチがその力を借りるとされる器(うつわ)を封印し国を守ろうとするヤマイヌたち(古川雄輝他)、それぞれが器探しに翻弄される頃、天火の弟の空丸(中山優馬)に異変が起こる。
曇家に代々伝わる、オロチを封印すると言う護り刀を手に、天火はこの勝負に勝てるのか。


まさに、善と悪、攻めるものと守るもの、それぞれの立場がはっきりとしていて、その両者の間に立つ天火という強くて優しい兄貴、という図式がエンターテイメントの名にふさわしく美しく三角形を描いている本作。女性は登場せず、男ばかり(しかもイケメン揃い)の戦いの姿はそれだけでも楽しい。

気楽に観られる映画ですし、長さもちょうどいい。

最近映画を見る時に、あんまり長いのだと敬遠してしまう傾向にあります・・・もう少しぎゅっと詰まったストーリー展開で気楽に観られるものが増えるといいなぁと思います。

 

童話からミュージカルへ 映画「ゆれる人魚」

アンデルセン童話の人魚姫が元になった映画「ゆれる人魚」を観ました。2015年ポーランド。

※予告映像からして摩訶不思議。

 

ワルシャワのナイトクラブで歌うことになった人魚の姉妹。ストリップを主に上演していたその店で歌いながら人魚になるという演目で一躍有名になる2人。
妹はバックバンドのベーシストに恋をし、姉は人喰い人魚として街に繰り出して人間を漁い襲っていた。
妹は恋心ゆえに、人間の完璧な下半身を手に入れたいと声と引き換えに手術を受ける。それはベーシストとの恋が成就しなければ海の泡となってしまう、という危険な賭けだった。

まさにアンデルセン童話の人魚姫。
どんな話だったかなと改めて紐解いてみたら、海で溺れた王子を助けた人魚姫が、また彼に会いたいと足を得る薬を飲むが、その副作用で声を失い、歩くたびには激痛が走るという重荷を背負う。
そんな人魚姫の献身的な振る舞いを知ることなく、王子は人間の姫と結婚してしまう・・・とまさにそんな話でした。

その童話を血生臭く、ただミュージカルとしてややポップに仕上げたのが本作。
本来童話が持っているという残虐性をオシャレに抽出し、ラブストーリーとしてやや偏愛的なところはあるものの2人の間に現れる王子様ことベーシストが格好良くていい加減で説得力があります。
人間というものをあまりよく知らなかった姉妹が、それぞれの方法で人間と関わっていく、その中で得たもの、失ったものはそれぞれ何なのだろうか。

少女から大人になることで、得るものはたくさんあるように思えるのだけれど、実は失ったものを忘れているだけかもしれない。でもそれは失ってはいけないものではなくて、剥がれ落ち、次々と捨てていくべきもの。
しっかりと少女たちを覆っていた尾ひれは、彼女たちの想いとは別の形で彼女たちを壊していく。

少女が一途に恋した先にあるものは、人を傷つけるようなまっすぐで熱い大きな大きなマグマなのかもしれません。
 
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