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映画好き!ドラマ大好き!!LULUが、興行収入・視聴率に関係なく映画・ドラマを好き勝手にレビューします。愛溢れるエッセイをどうぞお楽しみください!

2019年02月

映画「アズミ・ハルコは行方不明」

映画「アズミ・ハルコは行方不明」を観ました。



地方都市で事務員を営みながらダラダラと生きる安曇春子27歳(蒼井優)。突然失踪した彼女の写真を拡散する、グラフィティーアートに毒された男子二人組キルロイ(太賀、葉山奨之)。そのキルロイに加担する、何になりたいかわからずキャバ嬢になった女愛菜(高畑充希)。
頻発する女子高生グループによる独り歩きの男を狙った事件にリンクするように、アズミ・ハルコの失踪が若者を中心にフューチャーされていく。


正直、ちょっと難解でした。時間軸が交差していき、ハルコが失踪するに至った平凡で退屈な日常の中にある、トリガーとなるささやかな喪失。奪われ、奪っていく小さなつながりの中、ハルコはリセットするために非日常に移ることを決意したのか。

地方都市に巣食うどうしようもない閉塞感と、そこに生きる若者たちの爆発的なエネルギー。
ただすごいハッピーなこともなく、かと言って刺激的なアクシデントもない、それは自分たちが起こすことであって待つものではないし、その辺にも転がっていない。
 
世の中に拡散していくことと、それにまつわる噂など些細な退屈しのぎで、盛り上がってすぐ忘れてしまうのに、それに一瞬でも取り憑かれてしまう。

思ったよりも嫌悪感は湧かなかったし、どうせこんなもんなら、と次に行く一歩をちょこっと押される気がする。うん、悪くない。

小説は読んだことないのだけれど、もしかして映画とは全く違う意味で共感できるのかもしれない。





 

映画「リバーズ・エッジ」

映画「リバーズ・エッジ」を観ました。2018年日本。


若草ハルナ(二階堂ふみ)は、彼氏の観音崎からいじめられている山田(吉沢亮)と話すようになり、山田の秘密を共有することになる。
「ぼくの宝物」と言って見せられたものは、河原に放置された遺体。同じくそれを共有する女子高生モデルのこずえ(SUMIRE)と仲良くなったハルナはイライラを募らせ、感情の爆発を抑えられない同級生たちに押されるように自分の形や居場所を意識するようになる。

岡崎京子の同名漫画が原作のこちら。今回監督されたのは、行定勲さんです。
さすが、余韻と情感たっぷりの画面からは、匂うような若者のイラつきや内包する生々しい感情などが立ち上ってくるのですが、やっぱり個人的には同じく岡崎京子作品「チワワちゃん」を映像化した二宮健監督ならどう描いたかなーと思いながら見てしまいました。

こう言った普遍的な漫画を何人かの監督が映像化すると言う試みはなんか楽しそうだし、やってほしいなー。短編でいいのだけれど。


冷めたところがあるけれど、普通の感覚も持っている女子高生を二階堂ふみちゃんがすごく艶っぽく演じていますし、何と言ってもゲイであることを隠し裏では売春をしながらも、同級生たちから標的にされ陰湿ないじめに遭う美少年山田を演じた吉沢亮さんが素晴らしい。
光と陰の中で性的マイノリティによりなぜか弱者にさせられてしまうけれど、その中にはしっかりと芯があって揺らがない、そんな強さと美しさを見事に演じていました。

そして、浅野忠信とCHARAの愛娘であるSUMIREちゃん。華々しくモデルとして活躍する女子高生役ですが、その裏の顔は大量に食べた後で吐くと言う重度の過食症に侵されている役柄。
おそらく浅野忠信の血かなという薄い色の瞳と、CHARAさんそのものの愛らしい顔立ち、アンバランスな魅力があって、たどたどしい台詞回しもちゃんとキャラクターとして立っていました。

これは配役が見事にハマったなと思える作品でした。
岡崎京子さんの漫画って本当にすごいんですね、何年も前なのだけれどそれを現代に置き換えても何ら問題なく進んでいく。
それは、作品の中で描かれているのが「年齢特有の感情」だからなのかもしれません。流行りに敏感なところにいても中身はさほど変わらない、それが人間の妙なのでしょうか。







蜷川実花が監督をした岡崎京子作品「ヘルタースケルター」は色鮮やかに悲しい現実を描いていました。







 

ドラマライフしてますかー?

みなさま素敵なドラマライフしてますでしょうか。
クドカン!大河!と盛り上がっていたのに、初回から全くついていけてないわたくしでございます(涙)

さて、今クール楽しみにしているのが・・・「グッドワイフ」!

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いやぁ、常盤貴子って久しぶりーとか思い、おきまりの法廷ものね、海外ドラマが原作?フーン、って感じでしたが、やっぱり海外ドラマは力ありますねー。面白い!!
まず出演者、誰もが実力派なのが大きいかな。
常盤貴子の夫役唐沢寿明。ポスターでの端正な顔立ちは、あの頃の唐沢寿明(どの頃?)って感じですが、これまたなーんだかきな臭い。だっていきなり逮捕されたところから始まるんだもん。
そして人妻常盤貴子に横恋慕、いい人そうなんだけど一皮剥いたらどうかなーっていうのをちらつかせる小泉孝太郎!グッジョブ!
ここでありきたりなドラマなら、小泉孝太郎の共同経営者の女ってなれば、常盤貴子の向こうをはる、イケイケ強気美人弁護士で恋愛丸出し闘争心剥き出しってなるところを、もう一段高いところから見守る賀来千香子!さすがの貫禄!!!
脇を固める面々もいい味出してますし、もっと話題になってもいいんだけどなー。

真実に近づいていく様子がこれまた良いんです。情に流される訳でもなく、夫が逮捕されるという逆境から弁護士に復帰した常盤貴子がひたひたと生真面目に弁護するところが健気で良い!
水原希子も美しくて凛としてイマイチ内面がのぞけないクールな役どころ・・・北村匠海くんも飄々とした優等生、でも熱いもの持ってる若者らしくていいのだー。

これは唐沢寿明が巻き込まれた政治がらみの罠もさることながら、夫婦として弁護士として常盤貴子がこれから選択していく道にも注目。


同じ弁護士ものでも、浮ついた演技で誰も回収しきれずに消化不良を起こしているドラマ「QUEEN-スキャンダル専門弁護士-」は脱落・・・ただ、オープニング曲が良かったのでこれはダウンロードしちゃいましたけど(苦笑)その曲に出会えただけでもありがとう!なドラマかな。
キャラクター監修にバカリズムってなってましたが、脚本とそのキャラクターがしっくりきてないのかなぁ。多分ああいうドラマだとしたら、周りが多少カジュアルでも核になる人が大真面目に生真面目に天才で、それが何となくクスリときちゃうみたいな感じにしないと、誰もがちょっとずつ不真面目だとまとめる人がいなくなっちゃう・・・何となくリアリティがない。毎回竹内結子と水川あさみがわーきゃー言ってわちゃわちゃして、その後ろで中川大志がウロウロして、最後にぽつりと斉藤由貴がつぶやいて終わりって気がしちゃう、このドラマ。

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あ!あと忘れてはならない「メゾン・ド・ポリス」


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ワンクールに1つは欲しい、いつ見てもいいホッとするというお手本みたいなドラマ。
警察もので、複雑なトリックも最新の捜査方法なんていうものにも無縁。
警察を引退した人だけで住んでいる家に、現役警察官であるひより(高畑充希)ちゃんがアドバイスを受けにいくという流れで事件解決の糸口を掴んでいく物語ですが、ひよりの父親の事故死のことや、夏目(西島秀俊)のこともちょっと気になる流れはあって、今後も楽しみ。
重鎮のおじさま俳優をよくもこれだけ集めたなーって毎回思う(笑)
 
みなさま、よいドラマライフしましょうね! 
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