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2018年06月

グロいけれどその先にはメッセージがある?!映画「東京喰種」

映画「東京喰種-トウキョウグール-」を観ました。清水富美加さんがこの映画についてのちに語っていたことでも有名ですよね・・・



金木(窪田正孝)はどちらかと言えば根暗な文学青年。唯一の友達であるヒデと過ごす喫茶店で、小さな恋をする。その彼女(蒼井優)とデートすることになった金木は実は喰種だった彼女から捕食されかけるが、運よく助かり運び込まれた病院の医師の勝手な判断により彼女の臓器を移植されてしまう。結果人間の部分を持ったまま喰種になるという、苦渋の人生を選択することになってしまう。
喰種は、空腹を人間でしか補うことができず、人間の食べ物は一切受け付けない。人間である記憶があるままに変化してしまった自分を金木は受け入れることができないでいるが、身を寄せるようにして暮らす喰種たち(村井國夫、清水富美加他)に助けられ、自分が生きていく術を学んでいくのだった。


ホラー大嫌い、グロい映像お断りという方にはオススメしませんが、この金木という青年を通してみるこの世界は、飽食と言われている現代や異質なものを排除し抹殺しようとする社会に対しての批判を極端な方法で見せているのかなとも思えてきます。
喉から手が出るほど空腹に耐えかねる状態というものは、自身の記憶の中にはありませんし、時には何を食べたいのかよくわからない時もある。それがこれしか食べられないとなったら、それが社会では認められないものだとしたら、どうやって欲望を満たせばいいのか。

喰種はただの化け物ではなく、迷い悩みながら生きている。そして決して支配したり上に立とうとしているのではない。ただひっそり生きる権利を見つめながら、その中で模索し続けている。

悩み苦しみながらも、仲間意識に突き動かされて、喰種と人間を行ったり来たりする主人公を窪田正孝さんが好演。
彼はやっぱり、こういうシリアスで時に弱い横顔を見せるような繊細な役が似合いますね。
 

韓国版藤原竜也が美しい、韓国映画「殺人の告白」

映画「殺人の告白」を観ました。
藤原竜也主演の「22年目の告白-私が殺人犯です-」の元となった韓国の映画ですね。




これまた、日本版にリメイクした時に結構内容を変えたんだなぁと思えるような冒頭シーン。とにかく韓国版はアクションがすごくて、しっとりした日本版とは全く違い闘いというものを前面に押し出している印象でした。

トリックと言いますか、時効が成立した美しき殺人者がなぜ告白本を書いて今更メディアにセンセーショナルに露出したのかという謎の部分はどちらも同じなのですが、その美しき殺人者が巻き込まれていく数々の事件は韓国版のこちらの方が見応えがあります。


時効が成立した連続殺人を逮捕目前にして取り逃がした刑事の前に、自分が犯人だと名乗る美しい青年が登場した。挑発的な行為を自身の告白本の宣伝のためと行い続ける犯人に、刑事が聞きたいことはただ一つ。
連続殺人の被害者と思われるが未だ行方が分かっていない、かつての恋人の所在。
そんな犯人を付け狙うのは、家族を失った被害者遺族のグループ。結束し、復讐するのを心待ちにしていた彼らは荒っぽい方法で犯人を拉致し監禁しようとする。

犯人の真意は一体どこにあるのか。そして失踪した刑事の恋人は果たしてどこにいるのか。


被害者遺族の怒りを買い、犯人の身柄を力づくで奪おうとする際のカーアクション、そして刑事が犯人を追うラストシーンのこれまた壮大なカーアクション。
どちらも映画館で見たらど迫力だっただろうなと思える展開になっていました。

韓国版にはその良さが、日本版には日本らしい良さが、それぞれあるように思えます。







 

最後まで見逃せない!モンクリ!!

最初はそうでもなかったのに、今がっつりハマっている「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」

見てないよぉという人には、5分で振り返ることのできるおまとめ映像も!(イヤイヤこれだけでは到底伝わらんところもあるけれど、大筋はこんな感じ)

 


ディーン様、出演する作品によっては散々な結果になることもあるけれど() これははまり役。復讐に燃えるも、せつな、時折見せる弱い横顔、それを何とか奮い立たせて過去の自分を抹殺した男たちを陥れようと画策する。その強さも弱さも彼自身から滲み出るもの。決して屈しないその仮面の裏側には、彼が一瞬で全てを失いその果てに追った様々な苦痛を感じさせるのでございます。

たださ・・・憎き復讐相手である入間親子の孫未蘭(みらん)ちゃんはどうなるのでございましょうか。
モンテ・クリスト・真海が唯一の恩人であると感謝している信一朗さん(みらんちゃんに想いを寄せる)に辛い思いをさせるのはどういう真意があるのか。その直前に起こった入間の画策が、真海の最後の恩情をも剥ぎ取っていったのか。 

最終回は二時間だそう。この最終回2時間方式には甚だ賛同を示せない私ではありますが、とにかくどうなるのか、復讐の果てに柴門暖はどうなるのか。

やっぱ・・・死んでしまうのかなぁ・・・それも切ないけれど。


先週の「私の幸せは私が決める」。ディーン様にしびれたー!!!

 

映画「万引き家族」

祝!パルムドール受賞!!是枝監督の最新作「万引き家族」の先行上映があるとのことで早速行ってきました!

 

都会の片隅、今にも壊れそうなボロ家に暮らす一家。夫婦は不安定な職にしか就けず、妻の妹はJK見学店でいかがわしいサービスを提供している。夫は息子の祥太に万引きを教え、祖母の年金と自分たちの収入では賄えない分の日用品や食料を日々盗んでしのいでいた。
チームワークが良く、貧乏だけれど肩を寄せ合って生きてきた家族。
そこへ、真冬の真夜中、アパートの外で震える小さな少女を見つけ、夫が拾って帰ってきた。
ネグレクトの疑いのある少女を妻は放って置けず、家族にするりと潜り込ませる。
この違和感を飲み込んでいく面々には実は秘密があった。そこに徐々に疑問を感じ始める長男の祥太。ある事件をきっかけにしてバラバラになっていく家族の、本当の姿とは。


是枝さんの作品はどれも好きですが、ここ最近では特に家族というものをテーマにした作品が多くなったように見受けられます。
これはご本人がおっしゃった、10年ほど考えてきたことを全てこの作品に詰めようと思った、という言葉のように家族という最小単位のチームに対する光と陰がじんわり描かれています。

もうみんな分かっているのだろうけれど、日々私たちが目にする残酷な犯罪や争い、社会の問題というものはニュースやワイドショーという形では本当に一側面でしか見ることはできず、そこにある真実などはいちいち考えないし見えない。
一見仲良く見える集合体、幸せそうに見える家族、完璧に見えるつながり、そのどれもが「正しい」とは限らなくて、間違っていると糾弾されるものこそ、人間の本来の姿が見え隠れしていることもある。

嘘や犯罪で塗り込められた家族という絆が、何となく仲良く深いように見えてもそれは頭で考えた大人の意見であって、肌で「間違っている」と考え始め暴走していく幼い純真さには答えがあるようで、決して気づくことのできない複雑な感情が渦巻いているものだと思えました。
自分がいる社会で、違和感として自分がつい排除したくなるもの。それを正しいのだということの傲慢さを改めて思い、いくら自分がこの家族たちを「何となくいいな」と思えたとしてもそれこそが偽善なのだろうなと感じます。

夫婦は他人と良く言いますが、その他人同士が家族を作り何を持って絆とするのか。
2人のDNAを引き継いだ子供によってなのか、ならば子供のいない夫婦のつながりはファンタジーで終わりなのか。

是枝作品の「ワンダフルライフ」を彷彿とさせるような、最後の家族の面々が自分たちに向かって語りかけるようなシーン・・・綺麗事ではない現実が、そこにはあります。

じんわりとラストに向かって何とも言えない情感が押し寄せくるような本作。ラストにかかる音楽がすっと心に染み込んできます。ぜひ劇場で、この一家族の姿を確かめてください。




 
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