映画好き!ドラマ大好き!とにかく観なきゃ始まらない!

映画好き!ドラマ大好き!!LULUが、興行収入・視聴率に関係なく映画・ドラマを好き勝手にレビューします。愛溢れるエッセイをどうぞお楽しみください!

2017年08月

映画「グットモーニングショー」

映画「グットモーニングショー」を観ました。2016年日本。


朝のワイドショー番組のメインキャスター澄田(中井貴一)。
順調に行っていると思いきや、ある朝息子から突然爆弾発言され、思い込みの激しいアシスタント圭子(長澤まさみ)から不倫をバラすと脅され、番組打ち切りの通達、ついには立てこもり犯からありがたくないご指名を受けることになる。
とある事件から、中継から離れていた澄田はついに立てこもり現場に赴き、犯人と接触することにするのだが。


 

君塚良一さん脚本・監督ということで、いわゆるワイドショーと呼ばれている番組の裏側をしっかり描きつつ、ドタバタあり、感動あり、厳しい現実ありのエンターテイメントショーとなっています。
ワイドショーは普段、そんなに真剣に見ることなく、流して何となく目にしているぐらいのものですが、その中にも情報というものの取り扱いに右往左往する人たちが毎日陣取り合戦のように、どのネタをどういうボリュームで伝えるかにしのぎを削っている、その臨場感は十分に感じられました。

犯人役の濱田岳が良かっただけに、ちょっと立てこもり理由が肩透かしではありましたが、それを超える展開の面白さがありました。 
シリアスで重たい映画はちょっと・・・という時には最適な作品。サクッとカラッと、面白おかしく最後まで観られます。そして、クールだけど旦那のことをよくわかっている良妻(?)吉田羊がいい。

気楽に肩の力を抜いてお楽しみ下さい。 

映画「ほとりの朔子」

映画「ほとりの朔子」を観ました。

大学受験にことごとく失敗した朔子(二階堂ふみ)は両親の元を離れ、仕事のために伯母(渡辺真起子)の家にやってきたもう1人の叔母海希江(鶴田真由)にくっついて一夏を過ごす。
海希江たちの古い知り合いである兎吉(古舘寛治)、その娘の辰子、そのおいで福島から移住してきた不登校の孝史(太賀)、海希江の知り合いである西田らと知り合ううち、自立した仕事に就き充実した日々を過ごす海希江に触発され、朔子は徐々に自分の居場所を見つけて行く。


 


ここに出てくる大人たちは、決して人生の手本となるような立派な大人ばかりではないのです。
朔子が素敵な女性だと思う叔母の海希江も、人には言えない部分を持て余しながら、それでも前を向いて歩いている。
どうしようもない日常を生きながらうまくいかない事情を時には手放したくなったり、独り占めにしたくなったり、様々に揺れ動く大人たちの中、まだわからない部分が多い自分に苛立ちを覚える若い2人朔子と孝史が初々しくて良かった。

恋の予感はあるものの鈍感に不器用に立ち止まる2人が、それでも何となく前に進もうとする小さな火種をじんわりゆっくりと胸の中に宿す。

恋をするということは、やっぱりどんな場面でも見苦しくて刺激的で格好悪い。でもすごく輝いている。

日常の中にそっと、「何か」を置いていてくれる、そんな作品でした。
一夏の物語ですので、今の時期に見るのにオススメ。
この夏にやり残したこと、ありませんか。


ほとりの朔子 [DVD]
二階堂ふみ
キングレコード
2015-02-03


二階堂ふみちゃんが可愛い!衣装もキュート!


 

映画「森山中教習所」

映画「森山中教習所」を観ました。

能天気で何をするのも長続きしない大学生清高(野村周平)はある日、元同級生でヤクザになった轟木(賀来賢人)が無免許運転する車に自転車ごと弾き飛ばされた。
それがきっかけで「森山中教習所」という免許を取得できない奇想天外な教習所に通うことになった2人。
教官であるサキ(麻生久美子)に心ときめいた清高は毎日教習所に通い続け、謎めいた轟木と交流を深めて行く。男同士の熱すぎないラフな友情物語。

 

あんまり内容を知らないで観ましたが、とにかく野村周平がイイ。能天気であんまり人のことを考えていない、でも誰からも愛されるキャラクターを愛らしい表情で演じています。
そして対照的に人を寄せ付けない、でも時に人間らしい、若者らしい迷いをちらつかせる賀来賢人も格好いい。
その間にいて、カラッとした美しさで太陽のように光る麻生久美子もブラボー。

夏にぴったりなベタつかない青春物語という感じで、最後まで楽しんで観られました。

どうやら漫画が原作のようですが、あまり現実離れしておらず、自然体で演じた野村周平と賀来賢人の配役が成功した作品だと思います。

全く違う世界の若い2人が、ほんの束の間に友情を通わせる・・・こってりした人間関係に疲れた方、休日にさらっと面白いものを見たい方にはオススメ。
「セトウツミ」ほどには脱力していない、ストーリー展開も面白く見られる映画です。


 

こちらが原作ですね。なんか↑リンクしてる感じがいいですねぇ。


 

映画「葛城事件」

映画「葛城事件」を観ました。

年齢を重ねアクの強い役柄が増えて来た三浦友和が、これまでにない最悪に傍若無人な父親を演じる本作。

自分が建てたマイホームに1人佇む男葛城清(三浦友和)。次男稔(若葉竜也)が起こした事件により、家には毎日のように落書きがされ、かつて描いた理想の家族ももうない。
今では死刑廃止を訴え続ける女性活動家で稔と獄中結婚した順子(田中麗奈)ぐらいしか訪問者がない荒れた家にしがみつく清。
何がいけなかったのか。どうして家族は離散してしまったのか。


 

葛城清は、いわゆる頑固おやじの典型で、自分の信念と違うことには一切の妥協も許さず人を攻め立てる。
精神的にも妻として母としても少し問題のある妻伸子(南果歩)も、必死で夫の機嫌を損ねないよう息をひそめるようにして暮らしていたが、家族から逃げるようにして家を出、家庭を持った兄保(新井浩文)に劣等感を抱く稔は、何をするにも長続きせず、母親と2人引きこもりのようになっていく。
ただ、そんな保もこれまでの家族にも新しい家族にも心を開くことができず、重い責任を1人抱え込んで行くことになる。

事件だけを見れば、1人の引きこもりで精神的に問題のある男が、社会を恨んで通り魔事件を起こした、ということになるのだけれど、今作はもっとそれを突き詰めて追っていった結果、他人同士から始まり、純粋で無垢な願いが1つずつかけ違った時、家族というのは最も危険な凶器になるのだということを、改めて感じさせてくれました。

一人一人を上げてみたら、昔気質の頑固親父、家事が苦手であまり自分の意見を持たない弱い女、自分の愚かしさを誰にも吐露できない生真面目な兄、家族全ての鬱屈を抱え込み捨てることも包むこともできずにもがき苦しむ弟、というどこにでもいそうな人々で、かつては輝かしい日常もあったはずなのに、どこでそれにつまづいたのか全くわからず、どうしていいのかわからない。
父親はそれでも自分のポリシーを捨てることができず、ただひたすらに憎み、耐え、攻撃する。
そんな家族に寄り添おうと、自分を殺して突き進む女順子。

誰しもわがままであるのに、それを履き違えると身動きができないと思ってしまう。狭い中にいる心を解放する場所もすべもわからず、意味もなく家族というものに固執してしまう。

うろたえ、喚き続け、それでも生き抜くことを選んでしまう男を三浦友和が下品に露骨に演じきっています。
さっぱり嫌うことができればきっと楽だろうに、それでもなけなしの愛があるから、人は苦しい。

葛城事件
三浦友和
2017-01-11

 

映画「スキャナー 記憶のカケラを読む男」

映画「スキャナー 記憶のカケラを読む男」を観ました。

物や場所に残った思念を読み取ることができる男仙石(野村萬斎)。その能力を面白おかしく売り出そうと、相方丸山(宮迫博之)とお笑いコンビを組んでいたけれど、仙石の能力は本物でうまく使いこなせないまま、彼は人間嫌いになり引きこもってしまう。
そんな丸山たちの大ファンだったというピアノ教師雪絵(木村文乃)が失踪したと、生徒の亜美(杉咲花)が仙石の能力を信じてやってくる。
最初は拒否していた仙石だったが、やがて雪絵の残留思念を追いかけ、彼女を探すことに没頭し始める。雪絵はどこにいるのか、そして彼女が巻き込まれた事件の真相とは。


 

脚本は、あの古沢良太さんオリジナルということで、ストーリー展開が良く、二度と能力を使わないと誓っていた仙石の心が解けていく様子も自然な流れで入り込めました。
ミステリーとしては、やや拍子抜けな部分も否めませんが、2時間ドラマとしてならばちゃんと楽しめるちょうど良いサイズかなと思います。
映画としては・・・少し物足りなさを感じるかも。

木村文乃が美しく、仙石を通じて彼女に魅入られていく感覚も楽しめました。



 
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