終わりました・・・終わってしまいました・・・とりあえず、見ていた連ドラは、先ごろの日曜日にて完結。何とも寂しい気持ちになるのは、割と今回のドラマが充実していたからだと思われます。

さて、とりあえず今シーズン一番心待ちにしていたのが、

「重版出来!!」

黒木華も、オダギリジョーもすごく良かったし、現役の漫画家がこの作品のために架空の作品を提供したという何とも言えないチームワークがより作品に厚みを持たせてました !
ただのスポ根成長ドラマかと思いきや、ちゃんと「いかんともしがたい現実」も描かれていて、毎回もれなく号泣。毎回の放送が楽しみというドラマ、久々だったなぁ。ぜひスペシャルドラマやってほしい!

そして・・・最初は映画のパクリのディスりそうになっていましたが、案外独自路線を貫いて、昔流行った"ジェットコースタードラマ"(もう誰も愛せない、とか)を彷彿とさせた、

「僕のヤバイ妻」

妻が夫の浮気や自身への殺意を察知し、復讐心をもとに誘拐事件をでっち上げて夫を恐怖に陥れる・・・あたりは「ゴーンガールだろっ?!」と思っていましたが、これでもかと事件が起こり、その度に夫の妻への不信感が募ったり、見直して改心したり、めまぐるしくダメ夫を演じた伊藤英明が秀逸でした。
夫婦は結局騙し合い?!後半は、「どうせこうなんでしょー」とややネタバレ気味なところはありましたが、隣の夫婦の真実など見所は満載。楽しめました。

そして、いつもは敬遠するラブコメ・・・今回面白かったのが、

「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」

相変わらず題名長い・・・。後半からは十倉(藤木直人)とくっつくんだろ〜と喧嘩ばかりの二人がくっつくという少女漫画の王道かなと思ってはいましたが、それでも大人の男と女のどうしようもない事情だとか素直に胸に飛び込めない面倒臭さとかは存分に感じられました。中谷美紀の演技が秀逸。ふわふわした妖精のような男子を演じた瀬戸くんも良かったなぁ。でも・・・初恋の人と40歳になって再び恋に堕ちるなんて、実際あるのかなぁ・・・。

そしてクドカンワールド満載の脚本に毎回唸った

「ゆとりですがなにか」

いやぁ、やっぱり好きです、クドカン脚本。ゆとり世代と揶揄され、その特異性ばかりが一人歩きしている感のある、ゆとり教育を受けた人たち。それをゆとりじゃないクドカンが料理して、青春ドラマに仕上げました。山路演じる松坂桃李くんがもう童貞にしか見えないし、相変わらず何をしてもハマる岡田将生くん。そしてゆとりの中のゆとり、やる気がなくて褒められたがりのどうしようもない新人山岸を太賀が憎らしく演じていて、絶賛でした。誰もが個性爆発で、テンポ良い話に毎回引き込まれました。
最初はパワハラ問題など、ちと暗いトーンに戸惑いましたが、結局最後にはすっきりさせられていいラストだったなぁ。何かあっても、何があっても、大丈夫。みんなでゆるりと乗り越えよう、という熱すぎない決意がにじんでおりました。


他、ジャニーズ松潤のドラマ、大野くんのドラマ、観ていましたがそれなり・・・だったかな。個人的には。
松潤のドラマは途中も書きましたが、他のことに気を取られすぎてやや事件解決のストーリーがおざなりだったなぁと。大野くんは愛らしいキャラは良かったですが、あんなに他のことにうつつをぬかしすぎて、仕事できる男と言われてもピンと来なかったかな。小池栄子の冷静なアドバイスは良かったですけれど。

竹野内豊の弁護士ドラマ「グッドパートナー」も、ラストがいい感じで収まって全体的には見やすくて良かったかな。脇を固める人たちも個性的でそれだけでも見る価値ありました。

さてさて、今回は割といいドラマが多かったけど、7月スタートドラマのラインナップを見るとちょっと不安が・・・あまり興味惹かれるのなさそう。
とりあえず、6月はいい気分で終了。

皆様の今クールの一位は何でしたか?

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