映画好き!ドラマ大好き!とにかく観なきゃ始まらない!

映画好き!ドラマ大好き!!LULUが、興行収入・視聴率に関係なく映画・ドラマを好き勝手にレビューします。愛溢れるエッセイをどうぞお楽しみください!

日本のドラマが停止した・・・

完全にこの騒動で4月スタートの日本ドラマが停止してしまいました。

実は今私は、タイのBLドラマにハマっておりまして、過去作品がYouTubeで見られたりするのでそれをザクザクと掘り起こす毎日。

過去作品ということはもう完結しているものがほとんどで、結果的に「続く」のあとがすぐ次の回が見られるとあって、クリックの手が止まらず、知らぬ間に世も更けて行ったGWでした。

つくづく日本のドラマに出ている人たちって洗練されていておしゃれだなと思うのだけれど、タイドラマを上回るエネルギーがないのかなぁと思ってしまう。

見始めても途中で嫌になったり、何となくシラけてしまったり、いったんそれてしまったこの情熱を日本ドラマに再び戻せる日が来るのかなぁと思った自粛期間でした。

これまで見たものを、noteの「タイ沼ライフ」というカテゴリーでUPしているので、



ぜひご覧になってください。

長文ご容赦ください(笑)ほとばしる愛が止まらなくて・・・

それでも腐女子のように妄想が止まらん〜というところまでは行っていないので、そのうち飽きてしまうかもしれないのだけれど、タイではもう緊急事態が解除されて色々と緩和されたのかドラマ撮影が始まっているようなので、新作も含めもう少しタイに沼りたいと思います。
 

ミステリーの王道とは、アガサクリスティ「ねじれた家」

王道のミステリーが観たくて「ねじれた家」を選びました。
実はアガサクリスティーはちゃんと読んだ記憶がありません。

何度も映画化されるのを見る限り、長く愛され続けているミステリー。ミステリーがここまで息の根が長いとなると、傑作であるから、としか言いようがありません。ミステリーこそ一度トリックが分かれば終わり、と思えるものはないというのに。


 

元外交官で現在は私立探偵をしているチャールズのもとに、別れた恋人ソフィアがやってくる。
彼女は富豪の孫娘で、祖父のアリスタイドが先日亡くなっていた。
警察が動く前に、殺人が疑われる祖父の死の真相を探って欲しいと頼まれるチャールズ。
結局屋敷に出向くことになったチャールズは、大邸宅に共に過ごしている大家族の、凡人とは違う感覚に戸惑いながらも、話を聞いていく。


登場人物が、祖父、祖父の若い後妻、長男一家、次男夫婦、メイド兼乳母、大叔母、孫の家庭教師・・・とかなり忙しなく行き来して、最初は誰が誰だか混乱しました。

少し前に、ダニエルクレイグ主演の「ナイブズアウト・名探偵と剣の館の秘密」を観たときに、どなたかがアガサ作品と近いものがある、と評していましたがようやくその意味がわかりました(監督自身もアガサ作品のような映画を撮りたいと発言されているよう)。

大富豪の死、大邸宅、そこに住む一族、少しずつ秘密を持つ家族、深まる謎、そこにポツンと私立探偵がやってきて事態が動き出す、この仕組みはそっくりです。

ナイブズアウトのときには、名探偵と言いながらもさほどヒラメキも活躍もないような主人公にやや不満がありましたが、今回の私立探偵チャールズも話を聞き回ってはいるけれど、芳しい収穫もないまま、事件の真相のカギを握るのはソフィアの妹のジョセフィンである、という流れになっていき、両作品は少し似てるなと途中から感じ始めました。

ゆえに、今度こそ「これは王道のミステリーの形なのだ」と納得しました。

名探偵と言われると、「わかったぞ!」と指を立てて解説・・・というのが期待されるパターンで、ときには「そんなことまで!」と目を見開くほどに、犯人の心情や動機までを見事に推察したりするものですが、本来色っぽい名探偵の役目と言えば、誘惑され、人々をざわつかせ、事態を動かす刺激剤なのでしょう。
探偵が翻弄されればされるほど、事態は展開していくのです。

そういう意味では、チャールズを演じたマックスアイアンズはもう色気ダダ漏れで、未亡人である若妻からも色目を使われる始末。チャールズ本人は、訳ありで不仲になったソフィアに未練たらたらで隙あらばキスしようとするそぶりを隠そうともしない。

事件の真相はやや衝撃が残るものの、そこまでトリックが複雑ではありません。
ちょっと言いっぱなし感ある呆気ないラストではありましたが、チャールズの魅力がいかんなく発揮されていて、女性目線では満足のいくものでした。

捜査に科学捜査などの技術もなく、個人情報が今ほどうるさくない頃のミステリー。
そう思うと、現代の刑事ものフィクションは狭い枠の中で作らなければならない制約があるのだなとつくづく思います。
王道の名作ミステリーは現代に置き換えると齟齬が目立ち、ある程度その時代の設定にしないとトリックすら成立しないこともある。

私立探偵が容易に事件現場に出入りし、メモを片手に家族に聞き込みをする。
伝統的なミステリーの造りは、ワクワクというよりもどこか懐かしさすらある。

日本で言うと横溝正史あたりが該当するのかなと思うのですが、そう思うと現代の金田一耕助はもっとエロティックでいいのになと思ったりします。

ちなみに、次男の妻役のアマンダアビントン、どこかで見たことあるな・・・とモヤモヤしていたのですが、思いだした!カンバーバッチの「シャーロック」で、ワトソンの妻を演じた女優さんでした。あぁすっきり。

映画「アメージングスパイダーマン1と2」

自粛で自宅にじっとりいる時ぐらい、スカッとアクティブな映画を観よう・・・と「アメージングスパイダーマン」を1と2続けて観ました。公開後の作品ですと、続編がすぐ観られていいですね。






アメコミ、あまり詳しくないのでその体で話します。

幼い頃両親を亡くし叔母夫婦に育てられたピーターパーカーは冴えない高校生。ただ博士だった父親に似て頭はキレる。
父親のことを知りたい一心で、昔の研究仲間であるコナーズ博士の働く巨大企業オズコープ社に入り込んだピーターは、ある部屋に誤って入り込んでしまい、クモに刺された。
それは遺伝子組み換えされたクモで、まさに父親とコナーズが開発していた研究の一環。
ピーターはそのクモが原因で驚異的な身体能力を手に入れ、やがてスパイダーマンとして活躍していく。



ピーターは正義感はあるし頭はいいのだけれど、ちょっとバカにされているスクールカーストで言えば下の方の人間。
そんな彼が、ある日突然これまでの自分では考えられなかった身体能力を手に入れる。

彼は最初、その力を持て余します。
加減がわからず右往左往しながら苦しみ、そしていい気になり、その中で大事な人を失うことになる。
悲しみと怒りにわく感情をぶつけたのは、己の未知なる力。

人が突然大きなものを手にしてしまった時、想像力の欠落が大きなミスとなる。
ただ欲しい欲しいと思っていたもの、それがどんと自分にのしかかってきた時、人はただ嬉しいだけでなく、責任の重さやそれによって失うものの大きさに茫然としてしまう。

人気、お金、知名度、名声、これはいろんなことに置き換えられると思う。

ピーターはその使い方を大いに誤ることになるのだけれど、やがて自分の器にしっくり治まってくると、元来の頭の良さを生かして、徐々に手懐けていくことに成功する。
彼は真摯に、ニューヨークの事件解決に尽力することに注視し始めるのだけれど、それは必ずしも理解され、称賛されるものではない。
善意からやっていることなのに、なぜ。
正体を明かせないこともあり、ピーターはその矛盾に苦しみ、歯痒く思う。

2になると、事件解決への活躍からすっかり人気者になったスパイダーマンに、熱狂的であるがゆえに歪んでしまう愛情が産む悲劇が描かれています。その敵はエレクトロ。自分の才能をまるで理解されない現状に苦しみ、不満を増幅させている冴えない技術者が豹変したその姿は、不満を満タンにした怪物そのものだった。

一方ピーターは父親の秘密を知り、それが身勝手で私利私欲にまみれたものでないことに安堵するのだけれど、同時に自分に宿った力の意味もすっかり理解する。
彼は本当の意味でスパイダーマンになれたのだけれど、ヒーロー性が定着するがゆえに生まれる軋轢にも悩み始めることになる。
全ての人を救えるわけではない、と言う矛盾。そしてヒーローであるがゆえに誤解される一面。

彼を理解してくれるのは、恋人グウェンだけなのだけれど彼女との関係にも今一歩踏み込めない理由が彼にはあった。

作られた虚像に近づこうとするのがいいのか悪いのか。
友人、家族、恋人、そのどれもに少しずつ秘密を持つことが果たして本当に幸せなのか。
人間らしい一面を持つヒーローだからこその苦悩がそこにはあります。

決してハッピーばかりではないけれど、彼が蜘蛛の糸をシュッと出してビルの谷間を颯爽と駆け巡る姿は爽快。
躍動感にスカッとし、SNSやブログで疲弊した気持ちを滑らかにしてくれる。

誰にでも好かれるヒーローなんていないのだし、どんなに美しく強い仮面をかぶっていても人間なのだから、優しくおおらかに見ればいいんじゃないかと思う。そして不満満タンの怪物エレクトロみたいにならないよう、適度なガス抜きは大事。
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